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そろばんを考える 願いましては ソロバンを弾いてください、お願いしますの意。

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小学生時代の習いごといえば、たいていはそろばんでした。毎日夕方になると、塾へ通ったものです。
三級まではたどりつきましたが、二級の受験の暗算でつまづき、それ以来そろばんはやめてしまいました。
そのおかげか、いまでも簡単な暗算なら、
頭の中で指を弾き計算をすることができます。
”雀百まで踊り忘れず”のことわざ通りです。
いくら歳をとってもそうそう忘れるものではありません。
 
ソロバンの起源はアステカ起源説、アラブ起源説、バビロニア起源説、中国起源説などがあります。
メソポタミアなどでは砂のこのテーブルを「アバクス (abacus)」と言う。
室町時代には既にそろばんは使用されていたとされ、江戸時代には寺子屋などで算術の教えとしてそろばんが用いられていました。
主として、加・減・乗・除などの計算が行えますが、その際に読み手側は「それでは計算をお願いします」という意味で、「願いましては」と言ってから数字を読み始めていたのです。
 
そろばんを習うことで身につく“脳の力”とは
そろばんは、計算の方法やスムーズな暗算を行うのに役立つ習いごとです。日本珠算連盟によりますと、そろばんを習うことでさまざまな「6つの力」が身につくそうです。
1~3つ目の「身につく力」
1つ目は「注意深く観察する力」。そろばんをやることで、集中力と同時に“数字を注意深く読みとる能力”が高まって来るそうです。
 
2つ目は「イメージやヒラメキの力」。そろばん上級者の方は「頭のなかにそろばんをイメージして計算する」と言われているそうですが、研究の結果、その際に右脳を使っていることがわかったそうです。
問題解決や発明といった“ヒラメキ”は、右脳から発生すると言われていますが、そういった“脳力”がそろばんによって開発されるそうです。
また、そろばんに使う指先のトレーニングも、脳力を養うのにいいそうです。
 
3つ目は「記憶する力・記憶力」です。勉強のときは暗記が必要ですが、その際、一般的には脳のなかでも左脳が使われるとされています。ただし、左脳の記憶は「覚えにくく、忘れやすい」そうです。
それに対して、右脳の記憶は画像で見て覚えるため、「長期間失われない」と言われています。そろばんは右脳を鍛えてくれるため、記憶力アップに役立つと考えられています。

 幼い子どもが必死になってソロバンを弾いている姿をテレビで観ることがあります。

月が経ってその子達が小中学生になったころは、その腕前は目を見張るものがあります。

何桁の数字の暗算を見事にやってのけるのです。まさに神業です。

こういう子供がいるのは日本だけではないでしょうか。

ソロバン恐るべしです。